現代人のための健康法 Tips

健康になるための方法は様々に提案されていますが、自分に合った方法を見つける心理学的方法を提案します。

17 姿勢を整える:立つ、歩く、座る

 良い姿勢を保つことは、エネルギーレベルを高め、多幸感を感じやすくするだけでなく、病気になりにくく、太りにくく、そして冴えた頭にも貢献してくれます。しかし、一時的に良い姿勢をとることができても、それを続けることは難しかったりします。そこで、一時的にではなく、長く良い姿勢を続けるためのちょっとした工夫とそのための身体の鍛え方を紹介したいと思います。

・立つ

まず、壁に背中をつけようとしたときに、お尻が肩よりも先につけば猫背で、肩がついた後に頭がつかなければ、亀首だということは前にも書いたとおりです。壁にお尻、肩、頭をつけて、身体が一直線になった状態を覚えて立てば、一時的に正しい状態になりますが、これを続けるのは難しいことです。

 

まずは、前にも書きましたが、パソコンやスマホを使うときの姿勢が元凶なので、その原因を取り除くことが先決です。その原因を取り除かないで、どんなにエクササイズをしてもまた元に戻るだけです。

 

 

 

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さて、パソコンやスマホによる原因を取り除いた後、立つ時のちょっとした意識の変化で、正しく立つ状態を長く伸ばせるようになります。

 

また、ぶら下がりを習慣にしておくと、パソコンを使っている人に多い巻き肩も治っていきます。しかし、それでも筋力が十分にないと正しく立つ姿勢を長く保つことができません。特に重要なのは、背筋です。丹田に力を入れることは腹筋運動よりも呼吸法で鍛えられますが、背筋はなかなか鍛えづらいのです。

 

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リズナートレーニンでも、背筋を鍛えることを最重要だとしていますが、背筋が重要なのに普段の生活では鍛えることが難しく、多くに人が背筋の重要性を認識していないからです。でも、簡単な方法があります。それがブリッジです。

 

完全なブリッジを行うことは、初心者には無理なので、壁を後ろにして、後ろに身体を後ろに反って、手、あるいは頭、あるいは手と頭の両方を壁につけて身体を支え、5秒から20秒数えます。初めてのときは、ほんの2,3秒から始めたほうが良いです。そして、徐々に手や頭が床に近づいていくように、ゆっくりと練習します。1週間単位とかではなく、1ヶ月単位で、1,2センチずつでも床に近づいていけば、背筋を鍛えることができます。危ないので、最初から床に手を付けるブリッジをすることはやめましょう。

 

背筋を鍛えることは時間がかかりますが、3つのちょっとした工夫で正しく立つことを長く続けることができます。

 

1.まずは、「アゴを引く」ということです、もともと亀首だった人には特に効果的で、アゴが前に出ていることで、体のバランスが崩れ、猫背にしないとバランスが取れなかったりするのです。証明写真をとるときなどに、カメラマンの方に「はい、アゴを引いて下さい」と私は何度も言われたことがありますが、アゴを前に出して、猫背とのバランスを取っていたのだと思います。逆に言えば、猫背を治しても、アゴが前に出ていたらバランスが取れないので、また猫背に戻りやすいのです。

 

2.次は、西野流呼吸法の「足の裏から息を吸う」という感覚です。これは感覚の問題ですが、これを試してみたところ、立つことに安定感が出てきます。そして、更に、下腹の丹田に少し力を入れて頭のてっぺんの百会が上に引っ張られている感覚を意識すると、まっすぐ立つことが楽になります。

 

3.そして、「バランスポイント」に重心をおいて立つと、確かに、まっすぐに「スッ」と立ちやすくなります。私の場合は、足の前の方に重心があったようですが、そういう方が多いのではないかと思われます。

 

「バランスポイント」というのは、「靴底の外側が減らなくなると体の不調も消える」の本の中で説明されているポイントです。

 

靴底の外側が減らなくなると体の不調も消える

靴底の外側が減らなくなると体の不調も消える

 

 

筆者の新保泰秀先生によると、バランスポイントの場所は、

かかとの少し前で、内くるぶしと外くるぶしを結んだ真ん中です。

私はこれを知るまでは、なんとなく足の真ん中あたりが重心だと思いこんでいたのですが、そこを重心にして立つと少し身体が前の方にいってしまい、バランスをとるためには、猫背にして、亀首にして、アゴを前に出すほうがバランスをとりやすくなってしまいます。しかし、バランスポイントの上に立つと、骨で身体を支えることができるので、余計な筋肉を使わなくなり、お腹や足に余計な脂肪がつきにくくなるそうです。さらに、正しく立つためには、

肋骨を上げて肩をさげる

ことも必要です。バランスポイントに立って、肋骨を上げて肩を下げると、胸が広がり、猫背、亀首が治り、アゴも引きやすくなります。そして、胸が広がり呼吸が楽になり、自然とお腹に力が入り、お腹がフラットになりますので、試してみて下さい。

・歩く

さて、正しく立てたら、次は、正しく歩く方法です。正しく立って歩くことができれば、骨で身体を支えることができるので、疲れにくく、ひざが痛くなることもなく、転びにくくなり、そして、なにより美しく見えます。

 

新保先生は、「ボールウォーキング」という素敵な歩き方を提唱されています。これを習得するとボールが転がるように軽やかに歩けるようになります。ポイントは7つあります。一度にこれを習得するのは難しいので、少しずつ練習すると良いでしょう。1日たった300歩程度で1ヶ月あれば習得できるそうです。

 

  1. ひざを伸ばしてかかとで着地
  2. 足裏の体重移動は「かかと→小指→親指」の順で
  3. 着地したあと、後ろ足の足首をしっかり伸ばす
  4. 後ろ脚のつけ根をのばす
  5. 足先を進行方向に向ける
  6. 腕は振らずに肩甲骨を引く
  7. 肋骨を上げて肩をさげる

1のやり方を、私は最初勘違いして、ずっとひざを伸ばしたままでいなければならないと考えて練習したのですが、それだと、全くスムースに歩けません。足を上げるときはひざを曲げて上げて、着地するときにひざを伸ばせば良いのです。ちなみに、ひざを伸ばさないで歩き続けると将来、ひざが痛くなってしまいます。

2は私には、これが一番難しく、他のポイントを習得してから、これを意識するようにしました。しかし、後で言うように私の足が扁平足だったことが関係するかもしれません。これをできるようになると、足のアーチが形成されていくように思います。

3ができるようになると、歩いているときの足が長く見えます。

4では、脚を前に出すのではなく、後ろ脚を伸ばすことを意識します。そして、伸ばして内側にひねります。

5では足の中指を進行方向に向けます。身体の真ん中から進行方向に真っ直ぐ線を引き、その線の上に、左右の足とも載せて歩き続けることになります。足を伸ばしてから内側にひねって真ん中まで足を持ってくることによって、がに股歩きではなくスマートな歩き方になります。

6では、手は振らずに、右足を出したら、右肩を引きます。これをやらないと逆にバランスが取れません。私の場合は、丹田を意識していますが、丹田を意識しながら歩くと、身体の中心に軸ができて、その軸を回して腰回り運動でもしているような感じになります。

7の状態で立ち、そのまま歩くと良いようです。

 

そして、この歩き方をマスターすると、足が長く見えて、かつ、新陳代謝が高まり、痩せやすくなり、健康的になるようです。オジサンにとっては、お腹がフラットになることが一番魅力的ですが、足が細くなる効果も期待できるようです。

 

歩くことは、毎日のことなので、これが自然にできると嬉しい効果が沢山あります、ぜひ試してみて下さい。

新保先生自らが解説されている動画もありますので、リンクを貼っておきます。

 

www.youtube.com

 

さて、この本を知るきっかけになったのは、私の靴底の減り方がまさしく「外側が減る」だったので気になって買って読んでみたところ、歩き方だけではなく、インナーソールの重要性にも気がつかされたので、とても良い買い物でした。

 

まずは、靴底が偏った減り方をするのであれば、歩き方のどこかに良くないところがあると考えます。歩き方が良くないとすれば、あらゆる体調不良の原因になっていることが考えられます。

 

そして、その治し方には、歩き方を適切な歩き方にかえることも含まれますが、場合によっては、特殊な足の形をしている人の場合は、靴の内側の底に「インナーソール」を入れたほうが良い場合があります。

 

筆者の新保先生によると、靴底の減り方に偏りがあるのであれば、足首がゆがんでいると考えます。足首がゆがんでいれば、骨盤もゆがんでしまいます。そして、骨盤がゆがんでしまうと、

肩こり頭痛、倦怠感、疲労感の原因になります。

足首がゆがむ理由は様々にあり、本の中では詳細に説明されていますが、

アーチがつぶれると足は不調の温床となる

 のだそうです。

いわゆる「土踏まず」だけでなく、親指と小指を結ぶ「アーチ」、小指とかかとを結ぶ「アーチ」がクッションとバネになって衝撃を和らげ、ひざや腰に係る負担を軽くしてくれるそうです。

 

しかし、私の足は「土踏まず」が見事に無い、いわゆる「扁平足」だったのです。アーチが完全に潰れていて、横幅がとても広い足になっていました。そのため、いつも1サイズ上の靴を買っていました。

 

そこで、私はわざわざ銀座まで行って、足を計測してもらい、インソールを作ってもらいました。実は、インソールは基本的にオーダーメードで作ってもらうととてもお高いのですが、こちらのお店はオーダーメードのインソールなのに、他社の製品と比べると安いのです。

 

マイフットステーション

https://www.myfoot.jp/

 

現在では、このインソールのおかげで、足首がずっとよいポジションに収まるようになり、なにより扁平足が治りつつあります。そして、そのお店でフィッティングして頂いて初めて知って驚いたのですが、私の足幅は実は、本来とても細いのだそうです。アーチが無いせいで幅広の足になっていたのですが、カカトは細いので、私に足に合う靴など存在しなかったのです。インソールのおかげで、アーチが形成されて、足の幅も細くなり、普通の靴も履けるようになりました。また、もし既にお気に入りの靴があり、インソールで対応できない場合は、その靴の調整もしてくれますし、こちらでオーダーメードの靴も作れるようです。

 

もし、私と同じように靴底の減り方に偏りがあり、足が疲れやすいなどの自覚症状があるのでしたら、インソールを作ってもらうことをお勧めします。費用は以下のような感じです(2018年12月11日閲覧)。

靴の調整は1000円〜

靴のインソールの調整は4500円〜

オーダー・インソールは12000円〜

 

・座る

正しく立って、歩けることと並行して、正しく座れることも練習が必要だと思います。正しく座ることができれば、長く集中して仕事することもできます。まずは、前傾姿勢を保つことができる椅子に座るか、前傾姿勢を保つためのクッションに座れば、より正しく座りやすくなりますが、よい姿勢を長く保つためには、先程の背筋が必要です。

 

立つときと同じで、アゴを引きますが、呼吸法は立つときとは違う方法を使ったほうが私にはしっくりきました。色々と試してみた中で座るときに有効だったのは、密息という呼吸法です。密息は横隔膜を動かす呼吸方法で、お腹を膨らますこと無く、横隔膜を上下させることで呼吸します。日本人にはこの密息の呼吸法が向いているようで、立っているときもこの呼吸法を試してみたのですが、私には、立っているときは西野流呼吸法の方が合っていました。

 

 

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さて、もし、普通の椅子しかない場合は、椅子の先端に座り、腰を腰掛けにつけないように座る方のほうが正しい姿勢を保ちやすいです。腰を腰掛けにつけるように座るとそのことで猫背になりやすくなってしまいます。椅子の先端に座ると腰を後ろに倒そうという意識がなくなり、正しい姿勢を保つことが楽になります。ただし、その姿勢を長く保つためには、背筋が少し必要なので、身体を後ろに反る練習を少し取り入れたほうが、楽にできるようになります。

 

さて、次回は、Tipsの身体編について、どうしてこんなに色々と調べたのか、その誕生裏話を書きます。